精神・知的特化型訪問看護ステーション Like Me(ライクミー)|大阪市・堺市

訪問看護ステーションLike Me(ライクミー)では、大阪市を中心に、障がい者グループホームへの訪問看護や障がいをかかえている方へ在宅訪問看護に特化しています。

(実録)「“医者が指示している”という声に従ってしまうとき|統合失調症・40代女性の実録と関わり方」

統合失調症 幻聴・妄想
「先生に言われたから飲まない」
「この薬は危ないって言われている」

ご本人にとっては“本当に聞こえている声”。
でも家族からすると、どう対応すればいいのか分からない——

今回は、妄想と幻聴が重なり、
生活や服薬に大きく影響していた40代女性のケースをご紹介します。

※個人が特定されないよう内容は一部調整しています


■ 利用前の状況

40代女性
診断:統合失調症

主な症状:
・幻聴(「○○先生 医師」を名乗る声からの指示)
・妄想(実際の医療とは異なる内容を信じている)
・家族への強い被害感(「脳を取られる」「殺される」など)
・頓服は幻聴の指示で中断・変更

ご本人の言葉:
「○○先生(妄想・幻聴での)が言ってるから間違いない」

GH(グループホーム)の声:
「同居している方からの大きな声へのクレーム」
「内服(頓服)を嫌がる」

■ 訪問看護スタート

週3回訪問開始

このケースで最も重要だったのは
👉 “安全を守りながら信頼関係をつくること”

■ 関わりの基本姿勢

この状況では、対応を誤ると

・不信感の増大
・興奮や拒否
・服薬中断の悪化

につながります

そこで大切にしたのは👇

✔ 幻聴や妄想を頭ごなしに否定しない
✔ しかし“事実としては同意しない”
✔ 感情(不安・恐怖)に寄り添う

■ 実際の関わり(具体例)

ご本人:
「○○先生がこの薬は飲むなって言ってる」
「○○先生が合う薬を今、調合してくれている」

看護師:
👉「そう言われると、不安になりますよね」
👉「その先生の声は、どんな時に聞こえますか?」

ここでのポイント👇

✔ 内容の正誤ではなく“体験”を聞く
✔ 安心して話せる場をつくる
✔ 信頼関係を優先する

■ ステップ②:現実との“つなぎ”

関係性ができてから少しずつ

👉 現実の医師とのつながりを強化

・実際の主治医の説明を一緒に確認
・診察内容の振り返り
・「どちらの情報が安心につながるか」を一緒に考える

※対立構造にしないことが重要

■ GHへの支援(とても重要)

GHの同居人は恐怖と疲労を抱えやすい状況です

実際に行った支援👇

・否定しすぎない関わり方の説明
・距離の取り方(無理に説得しない)
・安全確保の方法(緊急時対応含む)


■ 1ヶ月後の変化

・幻聴の内容を“そのまま行動に移す”頻度が減少
・本人の不快であった足の痛みは薬によるアカシジア症状によるもので
 薬の減薬にて症状は軽快した
・服薬が部分的に再開
・看護師への相談が増える


ご本人の言葉:
「どっちが本当か分からないけど、相談はできる」

家族の声:
「関わり方が分かって少し楽になった」

■ このケースで大切だったこと

👉 ポイントは一つではありません

✔ 安全確保を最優先
✔ 信頼関係を焦らない
✔ 幻聴・妄想を否定しすぎない
✔ 現実との接点を少しずつ増やす
✔ 家族支援を同時に行う

■ よくあるNG対応

❌ 「そんなの嘘でしょ」と強く否定
❌ 幻聴の内容に合わせる
❌ 無理に正そうとする

👉 いずれも関係悪化の原因になります

■ こんな方におすすめ

・幻聴の指示で行動してしまう
・家族への被害感が強い
・服薬が安定しない
・対応に限界を感じている

■ CTA(問い合わせ)

このような状況は、ご家族やGHだけで抱えるには負担が大きすぎます。

「どう関わればいいのか分からない」
それは自然なことです。

👉 ご本人・ご家族どちらからでもご相談可能
👉 初回相談無料・無理な契約なし
2026年04月22日 11:09

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